米ＧＭ、純利益８６％減　１～３月期、コロナ響く

　米自動車大手ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）が６日発表した２０２０年１～３月期決算は、純利益が前年同期比８６％減の２億９４００万ドル（約３１０億円）となった。新型コロナウイルスの感染拡大が響いた。

　売上高は６％減の３２７億９００万ドル。世界販売台数は２２％減の１４５万７千台となった。主力市場の米国で３月中旬以降、外出制限が多くの州に広がり、客足が急激に遠のいた。

　需要回復には時間がかかることが予想される。当面は資金繰り確保を優先し、株主への利益還元につながる四半期配当と自社株買いの一時停止などの対策を講じる。（共同）