米新聞大手ニューヨーク・タイムズが6日発表した2020年1~3月期決算は、売上高が前年同期比1%増の4億4363万ドル(約470億円)、純利益は9%増の3285万ドルだった。新型コロナウイルスに伴う経済活動の停滞によって広告収入は落ち込んだが、電子版の契約者数が伸びて増収増益となった。
3月末の電子版契約者数は389万7千人。クロスワードパズルと料理レシピを含めたデジタル全体は500万1千人となり、前年12月末から58万7千人増え、過去最大の増加。デジタルと紙媒体の合計は584万1千人となった。25年までに契約者を1千万人に増やす目標を掲げている。
広告収入は前年同期比15%減と振るわなかった。紙媒体が21%減、デジタルは8%減。4~6月期の広告収入は50~55%減となる見通しだ。(共同)