米東部ニューヨーク州のクオモ知事は8日の記者会見で、主に乳幼児がかかる「川崎病」とみられる症状で州内の5歳の男児が死亡したことを明らかにした。新型コロナウイルス感染症に関係している可能性があるという。ニューヨーク・タイムズ紙は、確認されれば同州での新型コロナに関係する川崎病の初の死者となるとしている。
クオモ氏によると、これ以外にも数件、川崎病と疑われる死亡例があり州当局が調査している。血管に炎症が起こる川崎病の発症には新型コロナが引き金となっているとの指摘がある。
これまで州内の児童ら73人が川崎病とみられる症状を訴えている。
クオモ氏は、新型コロナによる州内の新たな死者は216人で計2万1045人となったと明らかにした。入院患者数などは減少傾向が続いている。
(共同)