河井夫妻、風当たり強まる 参院選公選法違反事件

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(左から)河井克行前法相、河井案里参院議員

(左から)河井克行前法相、河井案里参院議員

 昨年の参院選広島選挙区の公職選挙法違反事件をめぐり、自民党の河井克行前法相と妻の案里参院議員に対する党内からの批判が激しさを増している。事件は夫妻の秘書2人が起訴され、公判が進んでいるが、夫妻が関係者に現金を配った疑惑が浮上。広島地検が立件を視野に捜査を継続するなど事件は新たな局面を迎えている。

 7日午後に開かれた参院経済産業委員会。委員の案里氏が委員会室前に姿を現すと、集まっていた記者団が説明を求めた。マスク姿の案里氏は会釈して「いずれね」とかわし、足早に委員会室へと消えた。委員会室を退出した際も記者団が問いかけたが、「またね、ゆっくりね」と応じることはなかった。

 事件をめぐっては、車上運動員に違法な報酬を支払ったとして、地検は公選法違反(買収)の罪で夫妻の秘書を起訴。一方、地検は克行氏らから流れた現金の額や趣旨の解明に向け、広島県議らを聴取している。

 夫妻については党内からも「説明責任は果たされるべきだ」(世耕弘成参院幹事長)と厳しい声が上がっているが、秘書の逮捕後、夫妻は短いコメントを出しただけで、具体的な説明を避け続けている。

 参院関係者は「夫妻の疑惑に『どうなのか』との思いを持っている議員も多いだろうが、新型コロナへの対応でそれどころではない。本人たちは助かっているかもしれないが、夫妻を助けたいと思う議員は少ないのではないか」と話す。

 自民幹部は「これまでは秘書の責任ということで話が通ったが、フェーズ(局面)が変わってきた。検察も本気だ。あとは立件のタイミングだけではないか」と夫妻を突き放す。ただ、立件された場合、河井夫妻を擁立した自民党の責任も問われることは必至だ。(今仲信博)

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