米当局、新型コロナで抗原検査を初許可


 米食品医薬品局(FDA)は9日、新型コロナウイルスの感染を調べる「抗原検査」の緊急使用を初めて許可したと発表した。一般的なPCR検査に比べ短時間で判定が可能で、低コストで量産化しやすいといい、検査態勢の強化につなげる。

 日本政府も13日に「富士レビオ」(東京)の抗原検査キットを薬事承認し、保険適用する方針。

 FDAが許可したのは米クイデル・コーポレーションの製品。病院で鼻の粘液を取り、「15分で判定可能」(同社)という。抗原検査は検体の中にウイルス特有のタンパク質(抗原)があるかどうかを調べる。FDAは、PCR検査に比べ精度が劣るため、陰性を確定するにはPCR検査を追加する必要があるとしている。(共同)



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