新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛要請が続く中、10日の「母の日」も直接会って日頃の感謝を伝えるのは難しそうだ。そうした中、ベンチャー企業が提供する、写真や動画をテレビに映し出せるサービスが母の日のギフトとして人気を集めている。
サービスはIoT(モノのインターネット)ベンチャーのチカク(東京都渋谷区)の「まごチャンネル」。通信回線を搭載した専用の受信ボックスをテレビに接続することで、スマホで撮影した動画や写真を、映し出すことができる。スマホを持たない高齢の両親にも、テレビの大画面で孫の姿などを共有できることから、母の日のギフトとして選ばれている。
大型連休で帰省できなかったこともあり、同社によると最近の出荷台数は前年同期の2倍を超えた。サービスの利用には1万9800円の受信ボックスのほか、月額1628円の利用料がかかるという。