イスラム諸国ラマダン終了 祝祭中の外出制限強化





イスラム教で最も神聖な月のラマダン(断食月)の終了を迎えるイスラム教信者=23日、南アフリカ・ケープタウン

 サウジアラビアやエジプトなどで23日、イスラム教で最も神聖な月のラマダン(断食月)が終了した。各国は24日から始まる祝祭「イード」の人出による新型コロナウイルス感染症拡大を警戒。外出制限などの対策強化に乗り出している。

 今年は最大の聖地メッカをはじめ各地のモスクが閉鎖され、異例のラマダンとなった。信者への配慮で外出制限や店舗の営業禁止を緩和した国もあったが、感染者が7万人を超えたサウジは27日までの終日外出禁止令を発表。エジプトも短縮した夜間外出禁止令の時間を再び伸ばした。

 カタールやクウェートは外出時にマスク着用を義務化。カタールでは違反者に3年以下の禁錮刑や最大20万カタール・リヤル(約590万円)の罰金が科される。(共同)



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