東京高検の黒川弘務前検事長(63)が新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言中に、東京都内で産経新聞記者らと賭けマージャンをしていたと報じられ辞職した問題について、市民団体「検察庁法改正に反対する会」は26日、常習賭博や贈収賄の罪に当たるとして、黒川氏と記者ら3人に対する告発状を東京地検特捜部に提出した。
告発状では、法務省の調査によると賭けマージャンは3年前から月1、2回ほど行われ、常習賭博罪に当たると指摘。黒川氏が産経側の用意したハイヤーに同乗したことは贈収賄罪に該当するとも主張している。
岩田薫共同代表は記者会見で「日常的に癒着があったことは市民感情として無視できない」と訴えた。
産経新聞社広報部の話 「本紙記者2人が特定の取材対象者と賭けマージャンをしていた問題については、現在、社内調査を続けています。すでに、記者活動は停止させていますが、調査結果が固まり次第、厳正に対処してまいります」