28日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに下落し、前日比147・63ドル安の2万5400・64ドルで取引を終えた。ハイテク株主体のナスダック総合指数は43・37ポイント安の9368・99と反落した。米中の対立激化への懸念が相場を押し下げた。
トランプ米大統領が29日に中国に関する記者会見を開くと伝わると、引けにかけて売りが強まった。この日は、米国の経済活動再開への期待から上昇幅が200ドルを超える場面もあった。
銘柄別では、ソーシャルメディアを運営するフェイスブックやツイッターが下げた。トランプ米大統領によるソーシャルメディア運営会社を対象とする大統領令が警戒された。娯楽・メディアのウォルト・ディズニーも安かった。(共同)