米商務省が29日発表した4月の個人所得・消費統計(季節調整済み)は、個人消費支出が前月比13・6%減だった。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための外出制限措置が響いた。減少率は統計がさかのぼれる1959年以降で最大。個人所得は10・5%増えた。
消費支出はモノが16・5%減。サービスは12・2%減だった。
また個人消費支出(PCE)物価指数は、前年同月比0・5%上昇した。上昇率は前月の1・3%から大きく縮小。連邦準備制度理事会(FRB)が目標とする2%を引き続き下回った。前月比では0・5%下落した。
前年同月比では食品が3・9%上がった。エネルギー価格は17・6%下落した。変動の激しい食品とエネルギーを除いたPCEコア物価指数は1・0%上昇した。前月比は0・4%下がった。(共同)