賃貸アパート大手のレオパレス21が、1000人規模の希望退職者の募集を検討していることが分かった。アパートの施工不良問題で入居率が低迷し、業績が悪化しているため。同社は4日、令和2年3月期連結決算の業績予想を下方修正し、最終損失が従来予想の304億円から803億円に拡大すると発表した。686億円の赤字だった19年3月期に続き、2年連続の赤字となる。
元年12月末時点の社員数は単体で5985人となっており、希望退職の募集人数は全体の15%超に当たる。元年3月期の最終損益は686億円の赤字だった。2期連続の赤字となり、経営再建の先行きは不透明感が増している。