北海道警は4日、北海道函館市で3日にあった住宅火災で救助された女性が「知らない男に襲われた」という趣旨の話をしていると発表した。現場の状況などから何者かが火を付けた疑いが強まったとして、道警は4日、殺人未遂などの疑いで函館中央署に捜査本部を設置した。
道警によると、火災は3日未明に函館市時任町の無職、稲田静子さん(61)方で発生。木造2階建ての内部が全焼し、消防隊員が1階で倒れている稲田さんを発見した。
稲田さんは市内の病院に搬送され、一酸化炭素(CO)中毒で重症という。4日昼ごろに面会した道警の捜査員に、男に襲われ「気付いたら部屋に煙が立ち込めていた」といった話をしたという。稲田さんは1人暮らし。