宮城、福島で宅地整備終了 震災被災地の住まい復興


 復興庁は5日、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の3県で自治体が造成する民間住宅用の宅地について、3月末時点で1万8173戸分が完成したと発表した。宮城、福島両県は整備が完了し、岩手県の整備率は99・3%となった。

 岩手県では津波で甚大な被害が出た陸前高田市の54戸分が残るが、来年3月末までに完成する予定。

 災害公営住宅は3県で2万9131戸が完成。岩手県の整備率は98・3%で、盛岡市に建設中の残る99戸も来年3月末までに完成する予定。宮城、福島両県は昨年3月末までに計画分が完成している。

 一方、東京電力福島第1原発事故で被災した福島県では、避難指示解除に伴い帰還する住民向け災害公営住宅を随時建設しており、令和3年度以降も整備が続く。



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