1~3月期のGDPは上方修正、5月の街角景気も改善

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 内閣府が8日発表した1~3月期の国内総生産(GDP、季節調整値)改定値は、物価変動の影響を除く実質で前期比0・6%減となり、仮にこの伸び率が1年続いた場合の年率換算は2・2%減で、速報値(前期比0・9%減、年率換算3・4%減)から上方修正された。新型コロナウイルスの感染拡大の影響は色濃いものの、企業の設備投資が上振れしたため。マイナス成長は2四半期連続。

 設備投資は前期比1・9%増と、速報値の0・5%減から大きく上昇しプラス転換した。財務省が1日発表した1~3月期の法人企業統計を反映させた。

 景気実感に近いとされる名目GDPは前期比0・5%減、年率は1・9%減だった。ともに速報値(0・8%減、名目で3・1%減)から上方修正され、下げ幅が縮小した。併せて発表した令和元年度の成長率は前年度比0・03%増で、速報値の0・1%減からわずかに上方修正され、プラス成長となった。

 一方、同日発表された5月の景気ウオッチャー調査は、街角の景気実感を示す現状判断指数が前月比7・6ポイント増の15・5となった。緊急事態宣言が解除されたことで4カ月ぶりに上昇し、2、3カ月先の見通しを示す先行き判断指数は19・9ポイント上昇の36・5となり、上昇幅は過去最大だった。また、基調判断も「極めて厳しい状況にある中で、さらに悪化している」から「悪化に歯止めがかかりつつある」と1年3カ月ぶりに上方修正された。

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