国土交通省東北地方整備局などでつくる協議会は9日、東日本大震災の被害や教訓を伝える「震災伝承施設」に震災遺構など16件の追加登録を決定した。これで青森、岩手、宮城、福島4県で計240件となる。ホームページなどで紹介する。
登録が決まったのは宮城県山元町で津波の被害を受けた震災遺構「中浜小学校」や、復興の歩みなどを伝える「いわき震災伝承みらい館」(福島県いわき市)など。中浜小など一部施設は整備中で、完成後に正式登録する。
協議会は、登録された施設を震災の記憶をたどる「伝承ロード」として結び、教訓を伝える取り組みも進めている。