散歩中の男性を包丁で切りつけたとして、兵庫県警尼崎北署は10日、殺人未遂の疑いで、同県尼崎市立花町、無職、岩本洋二容疑者(65)を現行犯逮捕した。「殺すつもりだった」と容疑を認めている。
逮捕容疑は10日午後6時45分ごろ、同市立花町の路上で、散歩中だった会社員の男性(70)の右側の額や左手の甲に包丁で切りつけ、殺害しようとしたとしている。男性は全治2週間のけが。
県警によると、岩本容疑者は酒を飲んだ状態で男性に背後から近づき、「刺したろか」と声をかけて犯行に及んでいた。2人は面識がなかったとみられる。
様子を目撃した人が「高齢者同士がけんかをしている」と110番。駆けつけた同署員が現場近くで岩本容疑者を発見し、「自分がやった」と認めたためその場で逮捕した。