スカイマークは、19~30日に新千歳-茨城、中部-鹿児島など5路線の運航を再開すると11日発表した。12日以降に再開する8路線などと合わせると、1~11日に80・9%だった全路線での運休・減便率は43・4%まで縮小する。
新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除され、国内線の需要が回復に向かい始めた。日本航空も6月後半の減便縮小を発表。全日本空輸は再開を決めていないが、予約が増えていると明らかにしている。
スカイマークによると、新たに運航再開を発表した残りの3路線は茨城-那覇、神戸-長崎、長崎-羽田(神戸経由)。
日航は羽田-秋田など15路線を再開し、現在70%を超える減便率を50%台前半まで下げる。全日空も需要は回復しつつあるが、現在の計画では6月の減便率が70%近くのままとなる。
ただ各社とも回復の勢いは緩やかで、正常化には時間がかかりそうだ。国際線は日航も全日空も9割の減便を維持しており、関係者は「まだまだ油断はできない」として感染第2波への警戒感を示した。