茂木敏光外相は15日の参院決算委員会で、新型コロナウイルス感染症の水際対策による入国制限の緩和について、ベトナム、ニュージーランド、豪州の各国外相とビジネスなど必要な人材の往来再開を協議していることを明らかにした。自民党の長峰誠氏の質問に答えた。
茂木氏は「(感染拡大が)かなり収まっている国もあり、ベトナム、ニュージーランド、豪州の外相と会談を行い、感染防止策はしっかり取りながら、必要な人材の往来を再開する可能性について協議を進めていくことで一致した」と述べた。
茂木氏は今後の制限緩和の方向性を問われ、「第1段階としてビジネス上必要な人材や専門家、必要不可欠な人材から始め、留学生や、最終的には観光客を始め一般に広げることになる。収束しつつある国のグループから実施していく形になる」とも答えた。