オンライン試験で集団カンニング 韓国大学、監視の目届かず


 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、韓国の大学の多くがオンラインでの授業や試験を行っている中、一部の大学で学生の集団カンニングが発覚した。監視の目が届かないことを悪用。ほかの大学でも不正が疑われるケースがあり、韓国メディアは「氷山の一角」の可能性を指摘している。

 今後は原則的に通常の形で行うことを決めた大学もあるが、登校した場合は集団感染の懸念が残る。

 報道によると、大規模なカンニングは西部仁川の仁荷大で発覚。オンラインで行われた中間試験などを受けた医学部の1、2年生計109人のうち91人が不正を行った。1カ所に集まって問題を解いたり、電話や会員制交流サイト(SNS)を通じて答えを教え合ったりしていた。カンニングに参加しなかった学生が大学に通報した。

 ソウルの西江大などでも学生が同じ場所で試験を受ける不正が発覚し、他大学では学生用のインターネット掲示板に「試験を代わりに受けます」との書き込みが登場。大学側が監督強化などの対策を取ったという。(共同)



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