抗炎症薬「デキサメタゾン」で死亡率低下 新型コロナ、英大チーム研究

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抗炎症薬「デキサメタゾン」(AP)

抗炎症薬「デキサメタゾン」(AP)

 炎症を抑える作用があり、気管支ぜんそくなどの治療薬として使われる「デキサメタゾン」が、新型コロナウイルスに感染した重症患者の死亡率を下げる効果があることが英オックスフォード大チームの研究で分かった。英政府が16日発表した。国内の国立病院での使用も承認した。

 ジョンソン首相は記者会見で「最大級の成果だ」と称賛。研究チームのピーター・ホービー教授は英メディアに「(新型コロナの)死亡率を下げる効果を示している現時点で唯一の薬。デキサメタゾンは安価で、世界で命を救うため直ちに使える」としている。

 ホービー教授らによると、研究チームはデキサメタゾンを投与した感染患者約2千人と、投与しなかった約4千人の死亡率を比較。10日間の治療で、人工呼吸器の装着が必要な患者では投与したケースが非投与より約35%低かった。酸素供給の措置が必要な患者では、投与の死亡率が非投与より約20%低かった。

 自発呼吸ができる患者の死亡率は変わらなかったため、重症化していない感染者には効果がみられない可能性があるとしている。(共同)

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