まきストーブの灰や小分けにした市販肥料をインターネットで無届けで販売したとして、警視庁生活環境課は17日、肥料取締法違反容疑で、秋田県大仙市の女性理容師(54)や福岡県筑紫野市の40代夫婦ら男女計7人を書類送検した。
同課によると、肥料は食物を通じ健康被害を招く恐れがあり、販売や生産には都道府県知事への届け出が必要。7人は容疑を認めているが、いずれも違法性の認識はなく「小遣い稼ぎだった」「不純物のない灰は需要があると思った」などと話している。
灰を売っていたのは群馬県太田市の男性会社員(37)ら3人で、まきや木材を燃やしてできた「草木灰」をフリーマーケットアプリなどに出品し、防虫や殺菌効果をうたっていた。
書類送検容疑は平成30年9月から昨年9月にかけ、無届けで肥料を販売するなどした疑い。昨夏にサイバーパトロールで発覚した。