中印国境の平和維持で一致 両外相が電話会談

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 【北京=三塚聖平、シンガポール=森浩】インド北部カシミール地方の係争地で中国軍とインド軍が衝突した問題をめぐり、中国の王毅(おう・き)国務委員兼外相は17日、インドのジャイシャンカル外相と電話会談を行った。中国外務省は、中印双方は「国境地域の平和と安寧を守ることで合意した」と発表した。事態がエスカレートするのを避けることで一致した形だが、国境問題の根本的な解決につながるかは不透明だ。

 電話会談で王氏は、インド側が中国の将兵に暴力を振るって攻撃し、「人員の死傷を引き起こした」と指摘した。インド側に対して、今回の事態に関する調査や責任者の処分、再発防止を求めている。

 中国外務省の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官は18日の記者会見で、「現在、中印国境地域の情勢は総じて安定し、制御可能だ」と事態の沈静化を強調した。

 一方、インドのモディ首相は17日夜、「インドは平和を望んでいるが、挑発されればそれに見合った返答をすることができる。インド人は勇敢な兵士が戦って死んだことを誇りに思うべきだ」と、中国の名指しは避けつつも批判するコメントを発表した。

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