石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国の連合体「OPECプラス」は18日、原油協調減産の状況を点検する監視委員会を遠隔会議方式で開いた。5月の減産目標達成率は87%にとどまったことを確認。目標順守が重要との認識で改めて一致した。
OPECプラスは6日の閣僚級会合で、5~6月に減産目標を順守できなかった参加国に対し、7~9月で未達成分を埋め合わせるよう要求。18日の監視委では、イラクとカザフスタンが実行計画を示した。22日までに他の未達成国も提示するという。
OPECプラスは、当初は5~6月の予定としていた日量計970万バレルの協調減産を、7月も実質的に続けることを決めている。ロイター通信によると、18日の監視委で8月の対応は議論しなかったもようだ。
OPECプラスは監視委を12月まで毎月開催することにしており、次回は7月15日に開く。(共同)