東京地検検事正に就任した山上秀明氏(59)が19日、記者会見し、「検察の使命を全うするよう努める」と抱負を語った。
前法相の河井克行容疑者(57)、妻で参院議員の案里容疑者(46)が逮捕された公選法違反事件の捜査を指揮することになるが、「適切に対応する」と述べるにとどめた。
IT技術の向上やグローバル化などで多様化する犯罪に対応するには「得意分野を持つ検事を育成する必要がある」とも強調した。
山上氏は広島県出身で中央大卒。昭和62年に任官し、東京地検特捜部長や松山地検検事正、最高検公安部長などを歴任した。