アルゼンチン政府は19日、米機関投資家などと行ってきた計約650億ドル(約6兆9500億円)に上る債務の再編交渉を7月24日までさらに延長すると発表した。アルゼンチンは5月22日が期限だった約5億ドルの利払いを実行せず、6年ぶり9回目のデフォルト(債務不履行)に陥っている。
現地からの報道によると、交渉で政府側は当初提示していた3年間の返済猶予を2年間に短縮するなど譲歩した。しかし債権者側と折り合いが付かず、政府側も態度を硬化させたため決裂を危ぶむ声も出ていた。さらなる交渉延長で両者は歩み寄りの可能性を探る。(共同)