エジプト、軍事介入を警告 リビア内戦、反体制派支援

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エジプトのシシ大統領(ロイター)

エジプトのシシ大統領(ロイター)

 エジプトのシシ大統領は20日のテレビ演説で、隣国リビアの内戦でシラージュ暫定政権側の部隊による攻撃が続いているとして、軍事介入も辞さないと警告した。エジプトは暫定政権と敵対する有力軍事組織「リビア国民軍(LNA)」を支援する立場で、今月上旬には停戦期間入りを提案していた。

 シシ氏は、暫定政権側が奪還作戦を展開している中部の要衝シルトなどを「レッドライン(越えてはならない一線)」と見なすと述べた。

 暫定政権側はシシ氏の演説を受けて声明を発表し「市民と国際平和への脅しだ」と反発した。

 内戦では昨年4月以降、東部ベンガジなどを拠点とするLNAが、暫定政権の拠点、首都トリポリに進軍。劣勢だった暫定政権はトルコの支援を受けて盛り返し、今月上旬にはトリポリ全域の支配権を回復、さらに反撃を強めている。(共同)

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