米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルスの感染者が22日、世界全体で900万人を超えた。米国やブラジルをはじめとする南北米大陸での拡大が勢いを増しており、過去最悪のペースで感染者が増え続けている。死者は46万9千人を上回っている。
感染者は4月2日に100万人を超えて以降、12~13日ごとに100万人増えてきたが、5月21日に500万人を上回ってからペースが加速。今回は6月16日に800万人を超えて6日しかたっておらず、これまでで最も短い日数で100万人増加となった。
感染者は、2700万件近いウイルス検査を実施済みの米国で最も多く確認されており、約230万人。ブラジルも100万人を超え、ロシアが60万人近い。計10カ国が20万人を上回っている。
世界保健機関(WHO)の21日付状況報告によると、前日から増加した感染者は18万3千人で、1日当たりの過去最多を更新した。(共同)