安倍首相「新しい方向性打ち出す」　イージス・アショア配備停止で

　安倍晋三首相（自民党総裁）は２３日の党役員会で、秋田県と山口県で進めていた地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画を停止したことについて「わが国の防衛に空白を生むようなことがあってはいけない。抑止力を強化するために何をすべきか、安全保障戦略のありようについて徹底的に議論したい」と語った。

　首相は「国民の命と平和な暮らしを守り抜く責任を果たすため、政府・与党一体となって新しい方向性を打ち出していきたい」とも述べた。高鳥修一筆頭副幹事長が役員会後の記者会見で明らかにした。