中国、人権派弁護士を逮捕 「国家転覆扇動」疑い


 中国当局に拘束されていた人権派弁護士、丁家喜氏が、「国家政権転覆扇動」容疑で山東省臨沂市の公安当局に逮捕されたことが23日分かった。丁氏を支援する弁護士が明らかにした。

 丁氏は憲政の実現などを訴える「新公民運動」に参加し、公共秩序騒乱罪で実刑判決を受け2016年まで服役していた。昨年12月に福建省アモイで開かれた集会に参加し、香港情勢など国政を議論。当局は集会を政権の転覆を図る行為とみなし、丁氏ら参加者を摘発した。

 支援者の弁護士によると、丁氏は今月19日に逮捕された。丁氏とともに集会に参加していた著名活動家、許志永氏も逮捕されたとみられており、中国当局の知識人に対する抑圧姿勢に懸念が強まりそうだ。(共同)



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