19歳少女を少年院送致 埼玉の高校同級生刺傷事件


 埼玉県入間市の武蔵野音楽大付属高校で2月、3年の女子生徒が包丁で刺され重傷を負った事件で、千葉家裁は23日、殺人未遂容疑で家裁送致された元同級生の少女(19)を、医療(第3種)少年院に送致する保護処分を決定した。医療措置終了後に初等・中等(第1種)少年院に移送する処遇勧告も付けた。

 菊池則明裁判官は決定理由で「被害生徒から男性と交際し始めたと告げられて憤慨した。強い殺意の下、躊躇(ちゅうちょ)することなく包丁で刺し、悪質だ」と指摘。一方で、少女は社会に適応していないとの感情を慢性的に抱えており、「再非行防止には矯正教育が必要」とした。

 決定などによると、少女は2月6日午後0時すぎ、保健室で同級生の女子生徒の左脇腹を包丁で刺し、重傷を負わせた。

 事件はさいたま家裁から千葉家裁に移送されていた。



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