【新型コロナ】「来週中に感染者が1千万人に達すると予想」WHOテドロス事務局長が指摘

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記者会見で話す世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長=スイス・ジュネーブ(ロイター)

記者会見で話す世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長=スイス・ジュネーブ(ロイター)

 【ロンドン=板東和正】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は24日、ジュネーブでの記者会見で、新型コロナウイルスの世界全体の累計の感染者数について、「来週中に1千万人に達すると予想している」との見方を示した。

 米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、24日時点の世界全体の感染者数は約932万人。

 テドロス氏は会見で「感染を抑制して(世界の人々の)命を救うために、今持っている手段でできる限りのことをしなければならない」と強調した。また、世界全体で新型コロナの患者の呼吸補助に使う「酸素濃縮器」の需要が供給を上回っていると指摘した。

 WHOで緊急事態対応を統括するライアン氏は24日、南北米大陸の新型コロナの感染状況について「まだ(感染の)ピークに達しておらず、今後も感染者数や死者数の増加が続きそうだ」と分析した。

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