自民党の高鳥修一筆頭副幹事長や赤池誠章参院議員は25日、党内グループ「保守団結の会」(保守の会)の設立総会を党本部で開いた。
この日は国会議員25人が出席。代表世話人に就任した高鳥氏は「日本らしい日本の保守主義を政治理念とし、この国難にあたり、生ある限り祖国に尽くす」とあいさつ。その後、勉強会に切り替え、ジャーナリストの櫻井よしこ氏が講演した。
高鳥、赤池両氏は、稲田朋美幹事長代行が会長を務める保守系グループ「伝統と創造の会」(伝創会)に所属。しかし、最近は活動が休止状態だったことに加え、選択的夫婦別姓に理解を示す稲田氏への不満が党内保守層から上がり、今回の保守の会設立に至った。
一方、稲田氏は24日夜に伝創会の役員会を東京都内で開催し、憲法改正の実現に向けて活動を再開することを確認。7月中旬に総会を開く方向で調整している。