米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルスの感染者が28日、世界全体で998万人に達し、1000万人に迫った。最初の感染者が報告されてから約半年が経過したが、南北米大陸での被害が深刻となるなど勢いは衰えていない。死者は49万8000人を上回った。
感染者は4月2日に100万人を超えて以降、12~13日ごとに100万人が上積みされてきたが、5月21日に500万人を上回ってからはペースが加速。6月22日には過去最短の6日で100万人が増え、900万人台に達していた。
感染者急増の背景にはウイルス検査態勢の拡充のほか、各国で進む外出制限の解除も影響しているとみられる。
国別の感染者は、約3000万件のウイルス検査を実施した米国が最も多く、250万人。ブラジルの130万人と合わせて世界全体の約3分の1を占めている。(共同)