大川小慰霊碑破壊予告疑い 高知の臨時講師再逮捕

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 東日本大震災で児童74人が犠牲になった宮城県石巻市立大川小の慰霊碑を破壊するとの予告文書を市教育委員会に送ったとして、県警は29日、威力業務妨害の疑いで高知県香南市の小学校臨時講師、近森公和容疑者(42)=脅迫罪で起訴=を再逮捕した。

 再逮捕容疑は2月22日ごろ、石巻市教委に「車で突っ込んで慰霊碑を壊す」との脅迫文を送り、業務を妨害したとしている。近森容疑者は容疑を認め「石巻市の大川小遺族対応に不満があった」と話している。

 近森容疑者は1月に「包丁で刺し殺す」などと記した文書で遺族3人を脅迫したとして、6月に逮捕、起訴された。文書は報道機関宛てに送付され、通報を受けた宮城県警が遺族に伝えた。

 遺族3人は宮城県と石巻市を相手取った損害賠償請求訴訟の原告だった。訴訟では、事前防災の不備など市側の法的責任を認め、計約14億3600万円の賠償を命じた仙台高裁判決が昨年10月に確定した。

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