商業捕鯨再開1年、海外は「冷静な反応」 江藤農水相


 江藤拓農林水産相は30日午前の記者会見で、日本が国際捕鯨委員会(IWC)から脱退し、商業捕鯨を再開してから1年が経過することについて「海外からはおおむね、冷静な反応を頂いている」との認識を示した。

 日本は平成30年9月のIWC総会で商業捕鯨再開を提案したが否決され、31年6月に脱退した。江藤氏は、クジラの資源保護のために、日本による海洋調査の結果などの情報をIWCに提供しているとした。

 江藤氏は捕鯨は「大切な文化」と強調し、若い世代への認知度が低いことを課題として挙げた。「若い人においしさを知ってもらうために、学校給食で鯨肉を使うことも選択肢」と述べ、需要拡大に取り組むとした。



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