コロナ口実に現金詐取疑い 男2人再逮捕、山梨

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山梨県警本部が入る建物=甲府市丸の内(渡辺浩撮影)

山梨県警本部が入る建物=甲府市丸の内(渡辺浩撮影)

 山梨県警は30日、新型コロナウイルスを口実に高齢女性から現金1500万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで静岡県富士市松岡、無職、大川敏也容疑者(55)と埼玉県和光市南、無職、高橋雅士容疑者(46)を再逮捕した。

 再逮捕容疑は6月8~9日、仲間と共謀し、山梨県甲斐市の70代女性宅に長男を名乗って「PCR検査の際に荷物をなくしてしまった。会社の小切手が入っていた。支払いができないと首になってしまう」などと嘘の電話をした上、会社関係者を装って訪問し、現金をだまし取った疑い。

 県警によると、検査結果が陽性だったとも嘘をつき、動揺を誘っていたとみられる。「コロナの影響で仕事ができなくなり(金に)困っていた」と容疑を認めている。

 両容疑者は同県山梨市の男性(87)から現金280万円をだまし取ったとして6月9日、逮捕され、甲府地検が30日、詐欺罪で起訴した。

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