ロシア国営宇宙開発企業ロスコスモスは6月30日、国際宇宙ステーションに滞在するロシア人宇宙飛行士のアナトリー・イワニシン氏が憲法改正案の是非を問う全国投票にオンラインで参加したと発表した。ロスコスモスによると、宇宙からの投票参加は世界で史上初めて。
6月25日から始まった全国投票は7月1日に最終日を迎える。首都モスクワと西部ニジェゴロド州の住民に限り、事前登録した有権者のインターネットを通じた投票が可能となっており、イワニシン氏はモスクワに住民登録があるという。
改憲案では、現在通算4期目のプーチン大統領に最長で2036年までの続投に道を開く条項が最大の焦点となっている。6月30日に国営テレビを通じて国民向けに投票を呼び掛ける演説を行ったプーチン氏は、同条項に言及することはなかった。 (共同)