東京・立川市内にパラシュート 米軍横田基地の訓練中に落下か


 在日米軍横田基地(東京都福生市など)に所属する空挺兵が2日午後の訓練中に切り離したパラシュートが、基地の敷地外にある立川市内の水道施設に落下するトラブルがあったことが、同基地への取材で分かった。けが人などはなく警視庁が詳しい状況を調べている。

 立川署によると、2日午後2時20分ごろ、立川市西砂町で「パラシュートのようなものが落ちてきた」と男性から110番通報があった。水道施設内で灰色のパラシュート1個を発見、近くの寺院の電線に別のパラシュート1個が引っかかっているのが見つかり、回収した。これまでに、けが人や建物の被害は確認されていないという。

 一方、在日米軍横田基地によると、2日午後2時10分ごろ、同基地で空挺兵が降下訓練中、メインパラシュートを切り離し、予備パラシュートで着地する事案が発生。兵士にけがはなく詳しい状況を調べている。

 同基地は産経新聞の取材に「降下訓練は一時的に中止され、安全に訓練を継続できると確認した時点で再開する予定です。現時点で、けが人や器物損壊の報告はありません。人員降下および物資投下訓練を行うにあたり、安全はわれわれの最優先事項です」とコメントした。



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