西村康稔経済再生担当相は2日の記者会見で、東京都で同日に107人の新型コロナウイルスの感染が確認されたことに関し、「緊急事態宣言になるような大きな波にまだ来ていないが、警戒すべきところにきつつあるという認識を持っている」と述べた。西村氏は、10日に都道府県をまたぐ観光を徐々に再開するなど社会経済活動のレベルを一段引き上げる方針について「今の時点で変更する状況にない」とした一方、「今後、専門家の状況分析を聞いて適切に判断していきたい」と語った。
会見に先立ち、西村氏は東京都の小池百合子知事と協議し、高い緊張感を持って警戒すべき状況だとの認識を共有した。