伊北部、住民の4割がコロナ無症状 大規模検査で抑え込み





イタリア・ローマで防護服姿で消毒する作業員(AP)

 イタリアで国内初の新型コロナウイルス感染死者が確認された北部ボー市で、住民の大半に実施したウイルス検査の結果、感染者の4割超が無症状だったことが4日までに分かった。大規模検査で多くの無症状者を特定したことが抑え込み成功につながったとみられる。

 マルティーニ市長は「子供を含め市民全員に検査を受けるよう呼び掛けた。大規模検査をしていなければ実際よりさらに多くの人が亡くなった可能性が高い」と指摘。ボーでは2月下旬にイタリア初の死者が出たのをはじめ計3人が死亡した。

 ボーは都市封鎖された11自治体の一つ。検査は2月下旬と3月上旬に実施された。1回目は人口約3300人のうち約2800人が検査を受け73人が陽性、このうち29人が無症状だった。2回目の検査では新たに8人の感染者が確認されたが、うち5人が無症状だったという。(共同)



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