焼け跡から４人の遺体　消防隊員と警察官か　静岡の工場火災

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　静岡県吉田町川尻の「レック静岡第二工場」で５日未明に発生した火災で、焼け跡から４人の遺体が発見された。様子を見るため現場に入った消防隊員３人と県警牧之原署員１人と連絡が取れなくなっており、県警牧之原署は遺体がこの４人とみて身元の確認を進めている。

　牧之原署によると、行方が分からなくなっているのは静岡市消防局吉田消防署の３０～５０代の男性消防隊員３人と、牧之原署の男性巡査長（４３）。

　火災は５日午前１時３５分ごろに発生。当初は燃え方が激しくなかったため、４人は中の様子を見に入ったが、同２時１５分ごろから連絡が取れなくなっていた。その後、濃い煙と高温のため外部から入れない状態となったという。

　この火事ではそのほか、消火活動中に吉田消防署の消防隊員２人が軽いやけどを負った。また、近所の住民が消火活動中のホースによって転倒し軽いけがをしたという。