熊本豪雨、死者18人に 心肺停止16人、不明14人





球磨川の氾濫で被害を受けた熊本県人吉市の市街地=5日午前(共同通信社ヘリから)
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 熊本県南部を襲った豪雨で、県は5日、3市町で計18人が死亡したと発表した。ほか16人が心肺停止状態で、14人が行方不明。警察や消防、自衛隊が捜索や被災者の救助に当たっている。多数の人が心肺停止状態で見つかった球磨村の特別養護老人ホーム「千寿園」では、約50人が救出された。

 球磨川は上流から下流にわたって氾濫し、各地で土砂崩れが発生。道路が寸断され、広範囲で冠水した。九州電力によると、県内では5日午後1時現在、5420戸で停電が続いている。

 首相官邸は5日、同日夕に非常対策本部を開くと発表した。安倍晋三首相らが出席する。

 気象庁は5日、西日本と東日本で6日にかけ局地的に雷を伴う非常に激しい雨が降るとして、土砂災害や河川の増水・氾濫に厳重な警戒を呼び掛けた。熊本県南部などでは、わずかな雨量でも災害が発生する恐れがあるとしている。



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