キリンビバレッジは6日、同社が国内販売を手掛ける仏ミネラルウオーターブランド「ボルヴィック」について、令和2年12月末で出荷を終了すると発表した。仏食品大手ダノン傘下のソシエテ・デ・ゾー・ド・ボルヴィックとの製造委託契約が満了を迎えたためという。
ボルヴィックは昭和61年に国内への輸入が始まった。キリンビバレッジは平成14年にダノン、三菱商事と合弁会社を設立し、15年2月からボルヴィックの販売を開始。25年に合弁会社を解消し、キリンビバレッジが販売とマーケティングを担うようになった。
ボルヴィックの昨年の国内販売数量は451万箱(24本換算)で、キリンビバレッジのミネラルウオーター販売数量の約1割を占めるにとどまっていた。