参院は7日、車いすを利用する国会議員が本会議場で登壇するためスロープの試作品を公開した。スロープの費用は5千万円程度を見込んでおり、来年の通常国会までの設置を目指すとしている。
参院事務局によると、スロープの幅は約80センチ、片側の長さは約7メートルで、演壇の両側への設置を想定。この日は参院議院運営委員会の理事らが視察し、スロープの勾配などについての意見が出たという。
視察後、議運委与党筆頭理事の大家敏志氏(自民)は記者団に対し「(スロープは)しっくりとなじみそうな出来栄えだと思うので、期待している」を述べた。