梅雨前線による記録的な豪雨で、10日までの九州の行方不明は16人となっている。前線の活動は依然として活発で、天候が崩れやすい状況で捜索や復旧活動が続いた。土砂災害の危険性が高まっている地域もあり、依然として厳重な警戒が求められている。
前線は九州の北の海上に停滞。10日午前は九州のほぼ全域でいったん雨が上がったが、大気の状態が不安定で、気象庁は今後、九州北部を中心に広い範囲で再び大雨になるとみている。
11日午前6時までの24時間の予想雨量は多い所で九州北部300ミリ、九州南部150ミリ。12日以降も大雨が続く恐れがあるとしている。
九州の死者は計62人。熊本県の被害が特に大きく、死者は59人、心肺停止は1人、行方不明は10人となっている。犠牲者は福岡、大分両県でも出ている。