自民党は10日、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」計画断念を踏まえ、新たな弾道ミサイル防衛に関する検討チーム(座長・小野寺五典元防衛相)の会合を党本部で開いた。焦点となる敵基地攻撃能力の保有などをめぐり、谷内正太郎前国家安全保障局長ら有識者から見解を聴取した。
検討チームは、日本に向かう弾道ミサイルの発射拠点をたたく敵基地攻撃能力の保有を含む地上イージスの代替策を協議し、7月中に提言をまとめる方針。政府の国家安全保障会議(NSC)の議論に反映させたい考えだ。
検討チーム会合は6月30日に続き2回目。防衛相経験者の石破茂、中谷元、岩屋毅各氏らで構成する。