盟友刑免除「歴史的腐敗」 米与党重鎮が大統領批判





トランプ米大統領の盟友として知られるロジャー・ストーン元被告=2019年3月(ロイター)

 米与党共和党重鎮のロムニー上院議員は11日、ロシア疑惑を巡る偽証罪で有罪が確定し収監直前だった盟友ロジャー・ストーン元被告の刑をトランプ大統領が免除したことについて「前例のない歴史的な腐敗」とツイッターで激しく批判した。

 ロムニー氏は「大統領は、自分を守るためにうそをついて有罪判決を受けた人の刑を免除した」と腐敗ぶりを指摘。野党民主党からも「権力乱用」などと批判が相次ぐ中、トランプ氏は11日のツイッターで、ストーン氏について「違法な魔女狩りの対象にされた」と主張、ロシア疑惑捜査の犠牲者との見方を示して自らの決定を正当化した。

 これに対し、疑惑捜査を率いたモラー元特別検察官は米紙ワシントン・ポストへの寄稿で「捜査は最も重要なもので、ストーン氏は今も有罪判決を受けた重罪犯のままだ」と異例の反論を展開した。(共同)



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