予想外れ「重く受け止め」 熊本豪雨で気象庁長官





氾濫する河川=6日午前、熊本県津奈木町(沢野貴信撮影)

 気象庁の関田康雄長官は15日、定例記者会見を開き、今回の豪雨で熊本県の降水量の予想を大きく外したことについて「予測が難しい線状降水帯が夜間に発生した。予測値を大きく上回り、重く受け止める」と述べた。

 気象庁は3日午後の段階で熊本県内の翌4日午後6時までの24時間降水量を多い地域で200ミリと予想した。だが実際には同県水俣市や湯前町で予想の2倍を超える441・5ミリが観測された。

 当時、気象庁が気象事業者などに提供した資料には九州で最大400ミリの予測値も含まれていたが、関田氏は「分からない。3日夜は200ミリが(庁内の)コンセンサスで警報レベルを超える雨は予測されていなかった」と述べるにとどめた。



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