カーニバル開催に黄信号 ブラジル、新型コロナ影響





2月、ブラジル・リオデジャネイロのカーニバルで、トップチームのパレードで踊る参加者(共同)

 新型コロナウイルス流行の影響で、ブラジル各地で来年2月に予定される夏の風物詩カーニバルの開催が危ぶまれている。南米最大規模を誇るリオデジャネイロのカーニバルの参加団体は15日までに、ワクチンが開発されない限りは恒例行事のパレードを実施しないことで合意した。地元メディアが伝えた。

 ブラジルは感染者、死者数ともに、米国に次ぎ世界で2番目に多い。最大都市サンパウロや北東部サルバドルでも、地元首長らが延期を検討し始めた。

 リオでは毎年、メイン会場サンボドロモでサンバのトップチームによるパレードが2晩にわたり徹夜で繰り広げられ、国内外から大勢のファンが詰めかける。

 12のトップチームの代表らは14日夜の会合で「ダンサーや観客らが密集するパレードの実施はワクチンなしでは考えられない」との意見で一致した。9月の次回会合で延期や中止の結論を出す。(共同)



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