強盗殺人容疑で5人逮捕 アポ電関与の男ら 千葉県警

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 千葉県山武(さんむ)市の製材工場で昨年2月、実質的経営者の誉田(ほまれだ)一夫さん=当時(71)=の遺体が見つかった事件で、千葉県警は16日、強盗殺人と住居侵入の疑いで住所不定、無職の大竹純平容疑者(27)ら男5人を逮捕した。大竹容疑者は昨年2月、東京都渋谷区で現金約400万円などが奪われたアポ電(アポイントメント電話)強盗事件などで逮捕されていた。

 逮捕容疑は昨年2月24~25日、金品を奪う目的で工場に侵入、誉田さんの手足を結束バンドで縛り、鼻や口付近を粘着テープで塞ぐなどして窒息死させたとしている。県警は5人の認否を明らかにしていない。

 捜査関係者によると、大竹容疑者らは埼玉県内で盗難にあったナンバープレートを取り付けた車や、バイクに分乗し、現場近くで合流。粘着テープなどを購入する姿や、現場から高速道路を使って逃走する様子などが防犯カメラに写っていた。

 誉田さんが寝泊まりしていた工場内の居住スペースが荒らされていたことから、県警は強盗殺人事件として捜査。防犯カメラの映像などから5人を特定した。今回の事件では資産状況などを事前に確認するアポ電の手口は確認されていないという。

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